不明番号着信、9割が応答せず山崎光春 - 山崎光春のテックユニバース

こんにちは！山崎光春です。

携帯電話への不明番号からの着信に対する人々の反応を調査した結果が明らかになりました。株式会社フォレスタが実施したアンケートによると、全体の87.8%が「不明な電話番号からの着信に応答しない」と回答しています[1][4]。

この高い割合は、近年の詐欺や迷惑電話の増加による警戒心の表れと考えられます。しかし、電話番号の種類によって応答率に違いがあることも判明しました[4]。

携帯電話番号（090/080/070）からの着信に対しては23.8%が「応答する」と回答し、固定電話番号（市外局番付き）からの着信には19.8%が「応答する」と答えています。これは全体の応答率と比べて高く、友人や仕事関係からの連絡の可能性を考慮しているためと推測されます[4]。

一方、フリーダイヤル（0120/0800）からの着信に対する応答率は8.2%と急激に低下しています。これは、フリーダイヤルがセールス電話に使用される可能性が高いという認識によるものと考えられます[4]。

特に注目すべきは、050から始まる番号に対する反応です。050番号はIP電話に割り当てられた番号であり、それ自体は合法的なものです。しかし、迷惑電話やセールス電話、さらには詐欺などの犯罪行為に使用されることが多いため、多くの人が警戒しています[2][3]。

050番号が迷惑電話に使われやすい理由として、導入の容易さ、低コスト、発信者の特定のしにくさなどが挙げられます。2021年上半期には、詐欺事件に使用された電話番号の約25%が050番号だったという報告もあります[3]。

このような状況を踏まえ、不明な050番号からの着信に対しては、まずGoogle等で番号を検索し、発信元を確認することが推奨されています。ただし、最近では行政や企業による050番号の利用も増えているため、一括で着信拒否するのは必ずしも賢明ではありません[4]。

結論として、不明番号からの着信に対する警戒心は高まっていますが、すべての着信を無視するのではなく、状況に応じて適切に対応することが重要です。特に050番号に関しては、その特性を理解した上で、慎重に判断することが求められます。