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シスコ、東京にサイバーセキュリティー拠点開設 山崎光春

シスコ、東京にサイバー セキュリティー拠点開設

こんにちは!山崎光春です。

シスコシステムズは、日本のサイバーセキュリティー対策強化を目的とした新拠点「シスコ サイバーセキュリティ センター オブ エクセレンス(CoE)」を東京に開設することを発表しました。この取り組みは、国家的な喫緊の課題となっているサイバーセキュリティー対策を支援し、日本のデジタルレジリエンスを強化することを目指しています。

CoEの主な役割は、サイバーセキュリティー戦略の策定、脅威インテリジェンスの連携強化、そして人材育成です。特筆すべきは、今後5年間で新たに10万人にITおよびサイバーセキュリティー研修を実施するという ambitious な目標です。これは、シスコがこれまでに実施してきた10万人以上の研修実績に加えての取り組みとなります。

この計画は、シスコのチャック・ロビンス会長兼CEOと日本政府の主要閣僚との会談を経て正式に発表されました。具体的な施策として、以下の3点が挙げられています:

1. 日本担当のナショナル・サイバーセキュリティー・アドバイザーの任命
2. 高い信頼性を誇る「Cisco Talosインテリジェントチーム」の日本展開
3. シスコネットワーキングアカデミーを通じた大規模なスキル研修の実施

これらの取り組みにより、日本の戦略目標に沿った安全で倫理的、かつ強靱なデジタルエコシステムの構築が期待されています。

ラーム・エマニュエル駐日米国大使は、このCoEが日本のデジタルエコシステムを支え、サイバーセキュリティの専門家を育成し、グローバルなサイバーシールドを強化する新たな防衛手段を提供すると評価しています。

また、濱田義之シスコシステムズ日本法人社長は、この取り組みを通じて日本のデジタル環境の改善と、全ての人に安全でインクルーシブな未来の実現を目指すと述べています。

シスコのこの新たな取り組みは、急速にデジタル化が進む現代社会において、サイバーセキュリティーの重要性が増していることを反映しています。企業や組織、そして国家レベルでのサイバー攻撃のリスクが高まる中、専門知識と最新技術を持つグローバル企業と政府が協力して対策を講じることの意義は大きいと言えるでしょう。

今後、このCoEを通じて日本のサイバーセキュリティー対策がどのように強化され、どのような成果が得られるのか、注目されるところです。

 

 

サイバーセキュリティー新拠点 シスコが東京に開設(電波新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/fe8c30e81f000cee1fd565ab224f8d45f968f970