こんにちは!山崎光春です。
Oracle は、日本におけるクラウドコンピューティングおよびAIインフラストラクチャの需要の高まりに対応するため、今後10年間で80億ドル(約1兆2000億円)以上を投資すると発表しました[1][5]。
同社は、クラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure」の東京・大阪リージョンのカスタマーサポートを強化するとともに、OCIの機能をオンプレミス環境で使える「OCI Dedicated Region」の拡充にも取り組みます[1][2]。これにより、国内での規制や国内にデータを置くという要件に対応しながら、AI・クラウド活用を支援していく計画です。
Oracleは、クラウド基盤の拡大に積極的に取り組んでおり、昨年には南米チリ、メキシコ、欧州のマドリッドとフランクフルト、セルビアにもクラウド地域を立ち上げています[1]。日本市場においても、AWS、Microsoft、Googleといった大手クラウドプロバイダーと競争しながら、自社のクラウド基盤の強化を進めていく方針です。
2022年の決算説明会で、Oracleのサフラ・カッツCEOは、クラウドインフラへの四半期あたり24億ドルの投資を表明しています[1]。今回の日本市場への80億ドル以上の投資は、同社のグローバルなクラウド戦略の一環として位置づけられます。
日本国内では、Oracleの他にもAWS、Microsoft、Googleなどの大手クラウドプロバイダーが積極的に事業を展開しており、クラウドサービスの競争が激しくなっています[1][2]。Oracleは、国内の規制に対応したクラウドサービスの提供や、AIソリューションの強化などで、他社との差別化を図っていく考えです。
今回の発表は、Oracleが日本市場における地位を一層強化しようとしている表れであり、今後の同社の動向が注目されます。
Citations:
[1] https://www.cio.com/article/2092744/oracle-to-invest-8-billion-in-japan-through-2034.html?amp=1
[2] https://www.oracle.com/jp/cloud/
[3] https://education.oracle.com/oracle-cloud-infrastructure-2021-certified-architect-professional-available-only-in-japan/trackp_OCICAP2021OPN
[4] https://education.oracle.com/ja/%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%82%B0-outrackpath-trackp_ocicap2023jpn/trackp_OCICAP2023JPN
[5] https://www.datacenterdynamics.com/en/news/oracle-to-invest-8bn-in-cloud-computing-and-ai-in-japan/