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PayPayポイント運用、利用者1700万人突破 山崎光春

PayPayポイント運用、利用者1700万人突破

 

こんにちは!山崎光春です。

キャッシュレス決済サービス「PayPay」のミニアプリ「ポイント運用」が、運用者数で業界最大規模を達成した。PPSCインベストメントサービスの発表によると、2024年6月20日時点で運用者数が1,700万人を超え、ポイント運用サービスを提供する主要な取扱業者の中でトップの座を獲得した。

この急成長の背景には、ユーザーの高い運用成績がある。同社の報告では、6月12日時点で「ポイント運用」の利用者は平均して53%もの運用益を上げている。さらに、6月9日に新たに追加された「テクノロジーチャレンジコース」と「テクノロジー逆チャレンジコース」も好評を博しており、特に「テクノロジーチャレンジコース」には全体のポイント追加額の約40%が集中している。

注目すべきは、「ポイント運用」が実際の資産運用への入り口としての役割を果たしていることだ。新NISAの開始以降、資産運用への関心が高まる中、「ポイント運用」での擬似体験を経て、「PayPay資産運用」を通じてNISA口座での本格的な資産運用を始める利用者が増加している。5月の実績では、PayPay証券の口座開設者のうち約9割が「ポイント運用」の利用経験者だったという事実が、この傾向を裏付けている。

さらに、「ポイント運用」の影響は金融教育の分野にも及んでいる。2022年から高校で必修化された金融教育において、資産運用を学ぶ手段として「ポイント運用」を通じた擬似体験が取り入れられている事例もある。これは、若年層の金融リテラシー向上に寄与する可能性を示唆している。

このように、「PayPayポイント運用」は単なるポイント活用の手段を超えて、実際の資産運用への橋渡し役として、また金融教育のツールとしても機能し始めている。今後も利用者数の増加とともに、その影響力はさらに拡大していくことが予想される。金融サービスのデジタル化が進む中、このようなアプリを通じた擬似体験が、より多くの人々に資産運用の機会を提供し、日本の個人投資家層の拡大に貢献する可能性は大きいと言えるだろう。

 

PayPay、「ポイント運用」が1700万人突破(Impress Watch) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/8f1018bb4e353bc04b7c56b0e4548546a5427852