山崎光春のテックユニバース

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Chrome 125でAIが開発支援、エラー説明機能 山崎光春

Chrome 125でAIが開発支援、エラー説明機能

こんにちは!山崎光春です。

Google ChromeデベロッパーツールであるChrome DevToolsに、大規模言語モデル(LLM)「Gemini」が統合されました。この新機能により、コンソールに表示されるエラーや警告をAIが説明してくれるようになり、開発作業をサポートしてくれます。

## 新機能の要件

この機能を利用するには、以下の要件を満たす必要があります。

- サポート対象地域(米国など)に住む18歳以上のユーザー
- Chrome 125以上のバージョンを使用
- Googleアカウントでログインしている
- Chrome DevToolsの言語が英語(米国)に設定されている
- 「Understand console messages with AI」オプションをONにする

現在、この機能は実験的な位置付けで段階的に展開されています。要件を満たしていても、すぐに利用できるとは限りません。また、不具合の報告を受けて機能が撤回される可能性もあります。

## データの取り扱い

この機能を使用すると、Googleにデータが送信されます。Googleはこのデータを製品の品質向上と改善のために最長18カ月間保持します。ただし、組織ユーザーの場合は情報が収集されないこともあります。

提供されたデータは匿名化されますが、Googleは削除要求には応じられません。そのため、守秘義務のある業務データを扱う際は、くれぐれも注意が必要です。

この新機能により、開発者はコンソールのエラーや警告をAIに説明してもらえるようになり、効率的なデバッグが可能になります。ただし、実験的な段階にあり、データの取り扱いにも注意が必要です。

Citations:
[1] https://developer.chrome.com/docs/devtools/overview/
[2] https://developer.chrome.com/docs/devtools/
[3] https://developer.chrome.com/blog/new-in-devtools-125
[4] https://chromereleases.googleblog.com/2024/05/stable-channel-update-for-desktop_15.html
[5] https://developer.chrome.com/docs/devtools/application