こんにちは!山崎光春です。
NTTコミュニケーションズは、市街地映像のビッグデータを利活用するためのプラットフォーム「モビスキャ」を活用し、「AI道路工事検知ソリューション」を提供開始した。[1][3][5]
ガスや電気、通信などのインフラ事業者は、埋設された設備が破損することのないよう、設備が埋設されている道路上で事前に把握できていない工事が行われていないかを確認するため、日々社用車でのパトロールを行っている。しかし、作業者の人件費や車両走行に必要な燃料費・車両維持費にコストがかかるほか、作業者の確保も難しいといった課題を抱えている。[3]
「AI道路工事検知ソリューション」は、こうしたインフラ事業者による、事前に把握できていない工事の確認作業を支援するもの。バス・タクシー会社をはじめとするモビリティパートナーの車両などに、エッジAI搭載のドライブレコーダーを設置し、コーンバーやクッションドラムといった工事現場に見られる物体を認識して、その数などからスコア分析を行い、工事かどうかを判定する。[2][4]
収集した映像に対して2段階のAI判定を行うことで、AIの精度を担保しながら不必要なデータ通信を抑制する仕組みを備えているほか、データ収集時には、事前に指定した物体が検知された場合のみ、映像をサーバーへアップロードするようになっている。[3]
インフラ事業者などのデータ活用パートナー向けには、マップ上から工事映像を確認できる仕組みを提供。これにより、街中を走行して目視確認を行うことなく、工事の可能性のある現場を確認できるようになる。[3][5]
NTTコミュニケーションズは、パートナーとなる企業・団体との協業を加速させ、データ活用パートナーがより網羅的で品質の高い映像データを活用できるようにしていく方針だ。[5]
Citations:
[1] https://www.ntt.com/business/services/mobiscan/constdetect.html
[2] https://cloud.watch.impress.co.jp/docs/news/1606033.html
[3] https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2024/0112.html
[4] https://www.youtube.com/watch?v=5a9tf876yeI
[5] https://businessnetwork.jp/article/18244/