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Tableau のAIアシスタント「Einstein Copilot」がデータ活用を民主化 山崎光春

Tableau のAIアシスタント「Einstein Copilot」がデータ活用を民主化

こんにちは!山崎光春です。

セールスフォース傘下のデータ可視化ツール「Tableau」は、AI アシスタント「Einstein Copilot for Tableau」のベータ版を発表した。このツールは、大規模言語モデルを活用し、誰もがデータの専門家になれるよう支援することを目的としている。

Tableau CEO のライアン・エイテイは、「現代のビジネスで成功するには、あらゆる職種の従業員がデータスキルを身につける必要がある」と述べている。Einstein Copilot for Tableau は、そのスキルの教育を合理化し、誰もがデータを理解するエキスパートになれるよう支援するものだ。

このCopilotは、データセットに関連する質問の提案、大規模データからの必要データの抽出、視覚化チャートの作成など、様々なタスクを自然言語で処理することができる。これにより、データアナリストやサイエンティストがいない企業でも、素早くデータに基づく答えを見つけられるようになる。

セールスフォースは長年にわたりエンタープライズ向けAIに取り組んでおり、300件を超えるAI関連特許を保有している。同社は昨年、対話型AIアシスタントのEinstein Copilotを発表しており、今回のTableau向けツールはその一環となる。

セールスフォースのCEOであるマーク・ベニオフは「AIファースト」の企業を目指しており、あらゆる業務でのAI活用を目指している。今回発表されたCopilotのベータ版は、その取り組みの一歩であり、仕事の効率化と生産性の向上を目指すものだ。

ただし、大規模言語モデルに基づくAIエンジンには、幻覚や誤りが生じる可能性がある。セールスフォースは、テクノロジーに信頼と安全のレイヤーを組み込むことで、これらの課題に対処しているという。

Einstein Copilot for Tableauは現在ベータ版として提供されているが、セールスフォースは今年の夏までに広く利用できるようにする予定だ。このツールが実用化されれば、データ活用の民主化に大きな影響を与えることが期待される。

セールスフォース傘下のTableauが企業向けAIアシスタントを発表(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/d30f101f55f3de6c0f1c0c033811a55c091def3a