こんにちは!山崎光春です。
Windows 10のサポート終了が2025年10月14日に迫る中、Windows 11へのアップグレードが必要となっている。セキュリティ上の理由から、この移行はやむを得ないものだ。本記事では、コストを抑えつつWindows 11へ移行する方法を紹介する。
## CPUの対応状況が鍵
Windows 11へのアップグレードで最も重要なのはCPUの対応状況だ。Intel製CPUなら第8世代Core以降、AMD製CPUならRyzen 3000シリーズ(ノートPC)またはRyzen 2000シリーズ(デスクトップPC)以降が対応している[1]。MicrosoftのPC正常性チェックツールを使えば、自分のPCが対応しているかどうか簡単に確認できる。
## 非対応PCの対処法
非対応PCの場合、BIOSアップデートで対応できる可能性もあるが、基本的には新PCの購入を検討する必要がある。新PCを購入する際は、メモリ16GB以上、SSD 500GB以上を推奨スペックとしたい[2]。
## ノートPCの選び方
ノートPCを購入する場合、AMD Ryzen 5 7530U/7430U搭載モデルが6~8万円前後でコストパフォーマンスに優れている。Intel製CPUの場合、12/13世代Core i5搭載モデルが8~10万円前後となる[2]。
## デスクトップPCの選択肢
デスクトップPCでは、ミニPCが注目を集めている。Intel N100/N95/N97搭載のミニPCなら、3万円前後で購入可能だ。より高性能なAMD Ryzen 7やIntel Core i5搭載モデルでも5~7万円程度で入手できる[2]。
## 自作PCのアップグレード
自作PCの場合、パーツの流用によってコストを抑えられる可能性がある。特にAMDのSocket AM4プラットフォームは互換性が高く、マザーボードを変更せずにCPUのみを交換できる場合が多い[4]。
Intel製CPUの場合、第6/7世代Coreシリーズからのアップグレードならメモリを流用できるが、それ以前の世代からだとメモリも含めた交換が必要となる[4]。
## まとめ
Windows 11への移行は避けられないが、適切な選択をすることでコストを抑えつつ快適な環境を構築できる。ノートPCならAMD Ryzen搭載モデル、デスクトップならミニPCが注目の選択肢だ。自作PCユーザーはパーツの流用を検討し、特にAMDプラットフォームではコスト面で有利になる可能性が高い[2][4]。
Citations:
[1] https://www.healthcareittoday.com/2021/06/28/windows-11-and-security-why-8th-generation-core-processors-and-amd-zen-2-processors-are-required-and-what-cios-can-do-to-mitigate-the-issue/
[2] https://news.mynavi.jp/article/20210625-1910203/
[3] https://www.tomshardware.com/software/operating-systems/microsoft-releases-official-windows-11-iso-for-arm-devices-extending-support-for-qualcomms-snapdragon-x-elite-processors
[4] https://www.microsoft.com/en-us/windows/windows-11-specifications?r=1
[5] https://www.techtarget.com/searchenterprisedesktop/tip/The-Windows-11-system-requirements-and-what-they-indicate
[6] https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1334310.html
[7] https://www.reddit.com/r/Windows11/comments/17zrjrn/is_windows_on_arm_ready/
[8] https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/design/minimum/windows-processor-requirements