こんにちは!山崎光春です。
米Apple(アップル)は、新iPad Proの高機能を紹介する動画が広範な批判を招いたことを受け、広告業界メディアAd Ageに謝罪声明を送った。[1][3]
この動画は、iPadには音楽やゲーム、写真などのための多数の機能が非常に薄い筐体(厚さはApple史上最薄の5.1mm)に搭載されていることを表現したものだったが、巨大なプレス機で楽器やゲームキャラクター、立体化した絵文字などを潰していく様子が破壊的だと批判が高まった。[1]
Appleのマーケティングコミュニケーション担当副社長のトール・ミューレン氏は「創造性はAppleのDNAに組み込まれており、われわれにとって、世界中のクリエイターに力を与える製品を設計することは非常に重要です。Appleの目標は、ユーザーがiPadを介してアイデアを実現する無数の方法で自己表現するのを称賛することです。だが、この動画は的を外していました。申し訳ありません」と謝罪した。[1]
この動画はティム・クックCEOのXポストとYouTubeのApple公式チャンネルで視聴できる。クック氏のポストには本稿執筆現在、約1万5000件の返信が付いており、その多くは批判的なものだ。なお、YouTubeのコメント欄はオフになっている(Appleは公式チャンネルの動画のコメント欄をすべてオフにしている)。[1]
Ad Ageによると、Appleはこの動画をテレビCMとして流す予定はないという。[1]
新iPad Proの特徴の1つはその薄さだが、今回の動画は創造性を破壊するものだと受け止められてしまった。Appleは謝罪声明で、クリエイターを支援することがAppleの目標であると述べ、この動画は的を外していたと認めた。[1][3]
Appleは今後、新製品の魅力を伝えるPR動画を制作する際、ユーザーの創造性を尊重し、支援するというメッセージを明確に発信していく必要があるだろう。[1][3]
Citations:
[1] https://www.youtube.com/watch?v=M24fWcgBmh0
[2] https://www.techradar.com/news/mobile-computing/tablets/best-ipad-2016-how-to-choose-the-right-one-for-you-1322489
[3] https://www.apple.com/newsroom/2024/05/apple-unveils-stunning-new-ipad-pro-with-m4-chip-and-apple-pencil-pro/
[4] https://www.youtube.com/watch?v=S66yWZNeaXU
[5] https://www.pcmag.com/reviews/apple-ipad-pro-129-inch-2022