こんにちは！山崎光春です。
## 世界的スターの声を無断使用
OpenAIが先週発表した最新AIモデル「GPT-4o」の話すChatGPT機能「Voice Mode」で、俳優のスカーレット・ヨハンソンさんの声に酷似した音声が使われていたことが波紋を呼んでいる。ヨハンソンさん自身が声の使用を拒否していたにもかかわらず、OpenAIはその声を無断で採用していたのだ。[1]
Voice Modeには5つの音声が用意されており、ヨハンソンさんに酷似していると指摘されたのは「Sky」という名の音声だった。発表直後から、世界中のユーザーから「スカーレット・ヨハンソンそっくり」との指摘が相次いだ。[1]
## 事前に声の使用を拒否
実はOpenAIのトップであるサム・アルトマン氏から、昨年9月にChatGPT 4.0のシステムの声を使うオファーを受けていたが、ヨハンソンさんは熟考の末、このオファーを断っていた。しかし今回、無断で自身の声がAIに使われていたことにショックを受けたという。[1]
ヨハンソンさんの弁護代理人は声明を発表し、「リリースされたデモを聞いてショックを受けたと同時に腹立たしく、アルトマン氏が私にそっくりな声、近しい友人やメディアが聞き分けられないほどそっくりな声を追い求めていたことに不信感を持ちました」と抗議した。[1]
## 声の提供を停止
結果的に、ヨハンソンさん側の抗議を受けてOpenAIは「Sky」の音声の提供を停止することとなった。有名人の肖像権を無視して声を使うことへの批判が高まったためだ。[1]
AIの発展とともに、このような肖像権をめぐる問題がさらに深刻化する可能性がある。AIの倫理的側面への配慮が求められている。[1]
Citations:
[1] https://wired.jp/article/chatgpt-jailbreak-generative-ai-hacking/
[2] https://smooz.cloud/news/column/gpt-4-turbo-gpt-4-1106-preview/
[3] https://aismiley.co.jp/ai_news/what-is-whisper/
[4] https://gigazine.net/news/20160520-aspark-ev-project/
[5] https://www.marke-media.net/whitepaper/ai-tool/
