こんにちは！山崎光春です。
Amazon Web Servicesは11月28日（現地時間）、生成AIサービス「Amazon Bedrock」の新機能を複数発表しました。新機能には、大規模言語モデルのファインチューニングが可能になったことや、生成AIによる応答の安全性を高める新サービスが含まれています。
まず、大規模言語モデル「Llama 2」「Cohere Command Light」「Amazon Titan」のファインチューニングがBedrock上で可能になりました。これにより、ユーザーは自身で用意したラベル付きデータセットで調整が行えます。また、Amazon Titanのバリエーションモデル「Amazon Titan text Express」「Amazon Titan Text Lite」の継続的な事前トレーニングを可能にする機能も発表されました。
さらに、生成AIによる応答の安全性を高める「Guardrails for Amazon Bedrock」も発表されました。この新機能では、事前にプロンプトを入力するか、パラメーターを調整することで、生成AIが開発者にとって望ましくない情報を発信することを防げるとされています。具体的には、プロンプトの場合は望ましくない情報を入力し、パラメーターの場合は回答に含まれる「ヘイト」「侮辱」「性的な内容」「暴力的な内容」を調整できます。さらに、個人情報の入力をブロックすることも可能とのことです。
また、Amazon Bedrockには他にも新機能が追加されました。ストレージサービス「Amazon S3」内の情報を参照させ、独自データに基づく回答を可能にさせる「Knowledge Bases」の正式サービスが開始され、全ユーザーが利用可能になりました。さらに、サーバレス実行環境「AWS Lambda」からAPI経由で社内のデータソースやシステムと連携し、集めた情報を基に回答ができる「Agents for Amazon Bedrock」も正式版になり、全ユーザーが使えるようになりました。
AWSの生成AIサービス「Bedrock」に新機能続々 基盤モデルのファインチューニングや、安全性保つ“ガードレール”など（ITmedia NEWS） - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/f14de2b09f77ca081d996aff751cbac3ff9ca7fb
