こんにちは！山崎光春です。
ワイヤレスパワーコンソーシアム（WPC）は、新しいワイヤレス充電規格「Qi2」の正式版を発表しました。この規格は、アップルのMagSafeに基づく「MPP（Magnetic Power Profile）」と、既存のプロファイルの強化版「EPP（Extended Power Profile）」の2つのプロファイルを持っています。EPPには磁石は含まれませんが、Qi2の基準に準拠しています。また、Qi2 EPPの製品には、既存のQiのロゴが付与される予定です。
Qi2は、従来よりも高速なワイヤレス充電を実現するための新しい規格で、磁石式アタッチメントを使用することで、携帯電話と充電器の位置を調整する必要がなくなります。国内では、アンカー・ジャパンやエレコムが、Qi2関連製品の販売予定を発表しており、WPCによれば、100以上のデバイスが試験中です。
新しい規格は、従来のQiの充電速度15Wと同等の速度を提供し、さらに磁石を使用した新しい充電方法を導入します。これにより、充電器とデバイスの位置合わせが容易になり、より効率的な充電が可能となります。また、WPCによると、Qi2は将来的にはより高いワット数の充電速度にも対応する予定です。
これにより、ユーザーにとってはより便利なワイヤレス充電が実現される一方で、製品の統一規格としての普及が期待されます。これにより、消費者や小売業者にとっても製品選択が容易になり、ワイヤレス充電の利便性が向上することが期待されます。
Citations:
[1] https://arstechnica.com/gadgets/2023/08/first-qi2-chargers-could-bring-15-w-wireless-charging-to-more-apple-users/
[2] https://www.theverge.com/2023/11/15/23961310/qi2-magnetic-wireless-charging-open-standard-certification
[3] https://arstechnica.com/gadgets/2023/11/qi2s-wireless-charging-brings-magnets-and-slightly-faster-speeds/
[4] https://www.wirelesspowerconsortium.com
[5] https://www.androidpolice.com/qi2-wireless-charging-explained/
